妄想恋愛小説
30代主婦真理子の恋愛妄想小説
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【2008/10/11 22:49】 |
出会い-1
アタシと拓ちゃんがはじめて逢ったのは、アタシがこの前まで働いていた仕事での出会い。

大手通信会社のOLをしていたアタシは、SI(システムインテグレーションセールス)という職種についていた。
技術職で、主な仕事内容はシステムやネットワークの構築。
営業と共にユーザ企業に出向いて提案することもあれば、ブ〜ンという音が常にしているサーバ室に篭って1人でパソコンや通信機器の設定をしたりする。
納期に間に合わせるため残業時間も半端じゃなく、忙しく不規則な生活だった。

ある時大きな仕事に関わることができた。導入金額が1億円を超える大型提案である。
その提案は自社だけじゃなく、通信機器やその他通信サービス会社を巻き込んで全面バックアップの元に何度も何度も打ち合わせをして導入に至った。

通信機器会社の1人として関わっていたのが当時24歳の拓ちゃんだった。
彼は東京から異動してきたばっかりで上司と2人で打ち合わせに参加していた。
人数が多い打ち合わせだったこともあって、この時は名刺交換をしただけでお互い全く印象に残ってなかった。
拓ちゃんにいたっては、緊張していて打ち合わせの内容すら全く頭に入ってなかったようです。

USEN

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【2007/09/03 10:05】 | 【拓也】出会い | トラックバック(0) | コメント(19)
出会い-2
拓ちゃんとは、何度も顔を合わせていたがほとんど口を利くことは無かった。
というのも、いつも拓ちゃんは上司と同行していて上司の補佐的な印象が強かった。
だから仕事を進めるときも拓ちゃんの上司と連絡を取り合ったりしていたので直接話をすることもほぼ無かったような気がする。

途中契約が決裂しかかったり、関係者同志で揉めたり大変なこともあったが、漸く大型提案が無事導入し終わる。
暫くして営業担当さんが関係者全員に『お疲れ様会』を催してくれた。
居酒屋チェーン店での飲み会・・・内心「チェっ・・」と思ったけど、やっぱり頑張った仕事だったので参加しておいた。

その会には皆忙しいにも拘らず、30名近くのほぼ全員の人が集まった。
大きな座敷を貸しきっての宴会。
入り口でくじを引いて決められた席に着席するというベタな席決め方法で席に着いた。
隣近所は、あまりコレといって話すことが無かった人だったけど次第にお酒も入り話も弾んだ。
その頃20代だったアタシは何だかんだチヤホヤされて上機嫌
拓ちゃんはというと、体育会系だけあって一通りお酌をして回ってアタシのところにもビールを注ぎにきてくれた。
その時は社交辞令的な言葉しか交わさなかったと思う・・・

アタシがトイレに立ち、帰ってきたときには別の人に席を占領されていてどうしようかな・・と見回すとすぐ横に少しへたばっていた拓ちゃん。
少しの間、一緒に飲むことに。
「今回はお疲れ様でした・・」
「おいくつなんですか?・・・若っ
「へ〜ラグビーですか・・・体育会系って感じだよね・・」
適当な会話を交わし何故か知らないけどメールアドレスを交換した。
酔っ払っていたこともあって何故そんな流れになったのか分からない・・。

その会も3500円分の元をしっかり取るべく飲んで、何事もなく終わった。
メールアドレス交換したけど、その後メールが来ることもなく彼の顔をもう見ることも無いかなと思ってた。





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【2007/09/03 10:32】 | 【拓也】出会い | トラックバック(0) | コメント(0)
出会い-3
それからも淡々と仕事をこなしていく毎日が続いた。
拓ちゃんのことなんて、全く忘れていた。

あるとき関わった提案で、拓ちゃんの会社の通信機器を使うことになり連絡を取る機会があった。
拓ちゃんの上司の名前を言って電話をしたら、出たのは拓ちゃんだった。
「お久しぶりです・・・」
「●●(上司)は今出掛けてますので・・伝言しますが」

「コレコレ・・」
「そういうことなら僕分かりますので担当します」

その後もメールや電話で打ち合わせしながら拓ちゃんと仕事を進めることに。
でもメールアドレスを交換したことについては全くお互い触れず。
その時は、全然そういう空気じゃなかったし・・・。

それから彼の通信機器の問い合わせが営業さんから来ると、彼を紹介してあげていたりして何かと仕事上で顔をあわせることが多くなった。





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【2007/09/03 10:40】 | 【拓也】出会い | トラックバック(0) | コメント(0)
出会い-4
そしてアタシは会社を辞めた。

会社のやり方についていけない。
一生懸命した仕事が全く無になってしまったり、やり方が古いし理に適っていない。皆上司に好かれることや出世することばかり考えて仕事してる。
何より、時間的にも精神的にも忙しすぎて疲れてしまった・・・
ということで7年間勤めた会社を退社した。

かなり迷ったし上司から高額な給料の提示をされて引き止められたが、そういう問題ではないので頑として意志を貫いた。
周りからの反響も大きく、ダレにも話していなかったのでかなり驚かれた。

辞めた翌月の第一週目の平日、拓ちゃんからメールが初めて入る。
「仕事辞められたんですか?ビックリです」
という内容の形式的な文章。
後から聞くと、アタシ宛に会社に電話したところ
「●●は●月を以って退社しました」
と言われ、何だかビックリして急いでメールしたとのこと。
アタシはそのメールに「そうなの今無職よ〜」なんて結構軽いノリで返したら携帯の電話番号が入ったメールが届き、電話しろとのこと・・。

少し迷って1時間後ぐらいに電話したら電話中・・・・
「電話中だったぞと自分の電話番号を入れたメールを送ってみた。
そしたらすぐに電話が掛かってきた。

「会社、退社されたって聞きましたけど・・・」
「どうして辞めちゃったんですか?」
「これからどうするんですか?」

と質問攻めの拓ちゃん。
別会社の少々仕事で顔あわせたOLが仕事辞めたくらいで何故そんなに一生懸命聞くんだろう???
全く不可解でした。
「あの〜どうしてそんなに真剣に聞いてくれるの?」
「真理子さんは仕事ができて尊敬してたし、結構憧れていてこれからもずっと一緒に仕事できるかと思ってたから」
「(心の中)イェ〜イ
「ありがとね」

・・・・なんて会話を繰り返し
「あの・・・退職祝いといてっはなんですがお時間あるときにご飯でもどうですか?」
「(心の中)こんな若い男子が緊張して食事に誘ってくれてる〜、まあ、ホントに暇だしいいか」
「別にいつでも暇だからいいよ」






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【2007/09/03 11:04】 | 【拓也】出会い | トラックバック(0) | コメント(0)
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