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こんな意識合わせをした後、何度か会いたいと言われたが色々と都合がつかなかったり、
体調を崩したりして、前回会ったときから1ヶ月くらい後になった。 今年の夏はやたら暑くて、完全にダウンしてしまった・・・。 貧血に目眩、胃腸の不調で食欲不振・・とにかく、ありとあらゆる不調に襲われて死ぬかと思った。 あまりに酷いので病院に行って点滴を打って、実家に暫く帰っていた。 30歳の体力ではこの夏を乗り切ることができないのか・・・と少々体力に自信がなくなった。 今だ本調子ではなかったが、何とか普通の生活ができるようになった。 いつもの待ち合わせのコンビニに11:00・・・彼が来た。 窓側で雑誌を立ち読みして待っていたが、全然気付かず彼が店に入ってきてやっと気付いて、外に出た。 それもそのはず、いつものパジェロではなく彼には似合わない高級感溢れる黒のアウディだった。 「今日、兄貴が俺の車勝手に乗ってっちゃったから、親父の借りてきた。」 「あっそう。ビックリした・・・」 ハイどうぞ、とドアを開けてくれた。助手席が右側だった。 自分も乗り込み、右手を何気なくアタシの腿に手を乗せかるくモミモミする。 「もう大丈夫なの?食べられる? 真理子さん、また痩せたね・・っていうか一回り顔も身体も小さくなった?」 体調不良で、もちろんダイエットなんてしてないが一時期は41kgまで減った。 頭がくらくらして食事どころではなかったし、無理に食べたら食べたで下痢かそれも無理なら戻したりして 軽く1週間くらいはまともに食事をしていない。 ここ3日くらいで何とか普通に栄養を吸収できるようになって42kgになった。 はじめてデートしたときは弛みきった48kgだからそりゃ一回りくらい小さくなってるだろう。 「何とか食べられるよ。折角痩せたけど、どうせ体重は戻るんじゃないかな。」 「もう痩せたらダメだって!心配させないでよ・・。 オレは看病もお見舞いすらもしたくたってできないからさ・・・すごくヤキモキしてたよ。 寝てるといけないから、電話したら不味いよな・・・って思ったり、実家ならいいかなと思ったり、 バナナ持っててあげたいとか、お粥でも作ってあげたいとか。 スポーツドリンクちゃんと飲んだかな?とか・・・ホントに不倫の切なさを感じたなあ。」 「心配してくれてありがとう・・もう、大丈夫だからっ」 「うん・・・」 とりあえず、快気祝いにランチでもと車を走らせた。 「オレさ、今までの彼女に尽くされたことはあっても尽くしたことなんて全然なかったし、 アレしてあげたい、コレしてあげなきゃってこんな気持ちになったの初めてだったよ。」 「ホント?それすごい嬉しい。・・じゃあ、会ったらアタシに何してあげたいって考えてた?」 ちょっと調子に乗る。 「足裏のツボ押し(笑)消化器官とか自律神経に効くツボをぎゅ〜っと押してあげたいね。 っていうか病気だったからとか関係なく会えなかったから、とりあえず抱きしめたいって思ったけど、 細くなりすぎてオレの感情のテンションで抱きしめると”ボロボロボロ〜”って真理子さんの 背骨が折れちゃいそうだから、何となくやめといた。」 「大丈夫だよ(笑)ツボ押ししてほしい。」 なぜ、女は「細くて折れそう」とか「守ってあげたい」とかいう類の言葉に弱いんだろう。 自分を小さくて弱いものに見立てられるのは本来見縊られてることになるのに・・・不思議だ。 快気祝いランチは体調を気遣って中華薬膳の店を予約しておいたとの事。 「えええ〜薬膳って臭いんじゃないの?」 「全然臭くないよ。親父の友達の店で小さい頃からよく行ってたんだ。」 「そこに連れてってくれるの?・・・良いの?」 「いいよ〜俺の大事な人だもん。だって見た目で不倫なんて分かんないでしょ。 オレが、真理子さんを連れてって食べさせたいの。」 「うん・・ありがと」 細かいこと言って水を差すのをやめ、彼の好意を素直に受け止めることにした。 ![]() ![]() |
彼もアタシもそれぞれ運転席と助手席に乗り、もう一度キスをした。
「泣いた後のキスってしょっぱいんだね。」 「そうだね。」 「真理子さん、キスって好き?」 「好きだよ。」 「ニャンニャンは?」 「好きだよ。」 「エッチは?」 「基本的には好きだよ。」 「基本的には?」 「気分が乗れば」 車を出した。すっかり辺りが暗くなりつつあった。 「真理子さん、エロいね。」 「ん?」 「この前エッチした時・・緊張してたしあんまり気付かなかったんだけど・・・ そういう空気のときの真理子さんは今日改めてやっぱ、良い顔するな・・って思った。」 「良い顔?」 「そう、エロい顔」 「???・・・????」 「すごく色っぽくなってすごい良い顔する・・かと思ったら子供みたいに笑ったりもするけど。」 「そんなこと言われたことないなあ・・・。」 「例えば仕事関係の人がそんなこと言ったら確実にセクハラだし、仕事中の真理子さんに言う 勇気誰もないよ(笑)素面で言ったら張り倒されそうだし・・・ そういう強そうなところもセクシーだったりするけど。 あっ、そのギャップかな。分かった!真理子さんはツンデレだ〜(笑)」 「そうかも・・・。だからイメージが違うってふられた事あるよ。 ぱっと見、しっかりしてて姉御風だけど付き合ってみたらすごい甘えたりして本性見せたら、 "俺の好みそういうんじゃない”って。」 「えええ〜、真理子さんふられた事あるんだ。ふられる前にふっちゃいそうだけど・・・。 オレはどっちも好きだよ。っていうかそういうギャップがあるのが良い。"オレだけに見せてくれる 弱くて可愛いところ”みたいな感じが。 でも、真理子さん結構気分やだからその時のテンションによって違うんだろうな・・」 「分かった?」 「お見通しです。」 「拓ちゃんは?エッチ好き?」 「もちろん。いつだってしたいし(笑) でも、真理子さんとこの前して、ちょっとSEXの概念が変わった・・与える喜び(笑)」 「ん?」 「今までは自分がしたいからしてて、ギブテクだから仕方なく女の子を気持ちよくさせないと って思ってたけど、真理子さんの気持ちよくなる過程の良い顔見たら”与える喜び”を感じた。 真理子さんにもっとよくしてあげたいな・・って思ったりしたし、好きな女とするのはやっぱり一番だと思った。」 「ほお〜大人になったね。」 「あと、この前真理子さんも言ってたけど、お互いに楽しむことは重要だなって。 なんか三木道三の気持ちが、やっと実際に味わえた感じ。」 「ふふふふ・・・下ネタだったのに・・何か嬉しい。」 「下ネタって・・あのね、真剣に性とか恋愛について語り合うって事は大事なことだよ。」 「確かにね・・」 Life time Respect / 三木道三 ↑ランキングにご協力お願いしますp(^^)q ↓続きも読んでね ![]() ![]() |
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