妄想恋愛小説
30代主婦真理子の恋愛妄想小説
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【2008/10/11 22:58】 |
12回目のデート-1
そんな風にアタシにとっては好条件での仲直りをしてから、4〜5日経ってからのデートだった。
久々に平日昼間からのデートだ。
彼は少し疲れてるので、公園を散歩しながらお弁当を食べてマッタリしようということになった。
朝主人を送り出してから、年下の彼のために手作りのお弁当を作った。
疲れてるだろうし、彼はいつも手料理っぽいものを好むので和風のおかずにした。
鮭の味噌焼き、ブロッコリーのゴママヨ和え、青しそ入り出汁巻き卵、鶏の唐揚げ、レンコンのキンピラ
・・・といった本当にお母さんが作りそうなおかずばかりにした。

11:00、彼はアタシの家の近くの道に路駐して待っていた。
彼はバックミラーでアタシを見つけると、降りてきて荷物を持ってくれた。
「おはよ。重かったねえ、ゴメンネお弁当要請しちゃって。」
「大丈夫。」
車に乗り込み、彼はアタシを見つめた。
「真理ちゃん、キスしても良い?」
「・・」
といっていいとも悪いとも言ってないのに、首の付け根の辺りを引き寄せられキスをした。
唇が合わさったかと思ったらすぐに舌が滑り込み、割と久々のキスだったので触感が新鮮だった。
一通りアタシの口の中を味わい終わると、顔の向きを変えたり、唇を咥えたり吸ったりして唇同士で
じゃれあうようにした。
顔を離すと、何とも言えない甘い顔でアタシを見ていた。
「真理ちゃん、やっとデートできたね。」
「笑」
「なかなか会えなかったし・・・・淋しかったな・・・」
「そうだね。」

彼は”真理子”と呼び捨てだったり、”真理ちゃん”と言ったり未だ”真理子さん”と言ったりする。
どういう使い分けなのか分からないが、その時々で呼び方が変わる。

車を発進させてからも彼は、終始アタシをバックミラー越しにずっと見ている。
「真理ちゃん、最近忙しかったんだね。」
「まあね、何か所用が重なってね・・・。面接とか色々とね。
拓ちゃんは?忙しかったんでしょ。」

「この時期はね。何だか色んなところから鬼のように仕事が振られて、訳分かんなかった。
この仕事ウチの仕事じゃないって断れる上司が居なくてさ・・・溜まらんよ。」

「そっか・・・大変だったね。」

今日は天気もいいし、日差しも結構強い。
でも真夏の暑さではなく風は明らかに秋の風に変わっていて少し強く吹くと肌寒い。
40分ほどドライブをして大きな公園に着いた。
ココは花壇にたくさんの花が植えてあったりや花時計、ちょっとした遊具や池などもあって、一通り見ると
丸一日使ってしまいそうな広さだ。

桜並木の中を手を繋いでゆっくりと歩いた。
子供達が遊んでいるアスレチックを横切り、白鳥のボートに行列ができている池を通り過ぎて
幼稚園か保育園の子供達がビニールシートを敷いてお弁当を食べていた。
とにかく、とっても気持ちがいい。
それは彼も一緒だった。アタシの手を包み込む大きな手から伝わってくる。

 

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【2007/10/20 17:26】 | 【拓也】12回目のデート | トラックバック(0) | コメント(1)
12回目のデート-2
ドクターシーラボ

車を停めて、エンジンをきると彼はアタシを見つめて微笑んだ。
「行こうか・・。時間までにはお送りしますので・・。」
「笑」

アタシの腰に手を添えて中に入って部屋を選んでエレベーターに乗った。
こういうところでもし、誰かに会ったら言い逃れできないなあ・・なんてスリルを味わっている。
ラブホテルは問答無用だが、シティホテルだと場所にも因るが弁解の余地がある。
ロビーやエレベーターの中でばったり誰かに会ったらいいわけが色々ある。
屋上のBARに行こうと思って・・ココに車停めてて・・結婚式の二次会があって・・・・。
などと、いくらでも思いつく。
シティホテルでも、宿泊のフロアで会ってしまうとかなり厳しい。
しかも男の人と2人で居た場合・・仕事の取引先の人が泊まってて・・なんてかなり苦しい。
アタシは今専業主婦だ。そんな事をふと考えていた。

部屋に着いて彼に背中を押されて中に入る。
入り口には靴の着脱をするときに使うための小さめの椅子が置いてある。
彼は前に来たときと同じように、アタシの靴のストラップを外してくれた。
「真理ちゃん、今日足冷たいね。」
と彼が靴を脱いだカラータイツを履いていたアタシの足を大きな手で掴んだ。
「アタシ冷え性だから・・」
「そっか。すぐお風呂入ろうか。」
「うん。」
アタシは前に来たことのある部屋だったので、迷うことなくバスルームに進み湯船にお湯を溜めた。

彼はコーヒーではなく日本茶を入れてくれていた。
「今コーヒーの刺激じゃなくて、ほっとしたい感じなんだけどいい?」
「うん。ありがとう。」
ここはコーヒーメーカーが置いてあるし、紅茶も日本茶もティーバックじゃなくて茶葉がちゃんと置いてある。
彼が日本茶を入れている手つきを見ていて惚れ直してしまった。
ちゃんと、茶筒に茶葉をトントンと蓋に滑らせ、急須に落とし、湯飲みからお湯を入れた。
(※ポットのお湯では少し熱過ぎるので湯のみに移して冷ましておくとお茶の香りがより香る。
また湯飲みを温めるという効果もある。)
アタシの祖母が割と躾や礼儀に厳しい人だったので、そういった一連のことは大抵知っている。
女の子の友達だってなかなかこんなことを知ってる子は居ないし、出来る子なんてほとんど居ない。
そんな事別に知らなくても生きていけるし、知ってたところで分かる人も居ないかもしれないけど
でも・・・やっぱり魅力的だしそんな彼がアタシを選んで一緒に居る事が嬉しいと思う。
2人でソファーに並んで座り、お揃いの湯飲みを両手で持って、フウフウしてそのお茶を飲んだ。
高級なお茶ではなかったけど、渋みも甘みも感じてとっても美味しいお茶だった。
「美味しい・・よね。」
「うん、すごく。拓ちゃん、 きちんとお茶入れられるんだね。すごいね。」
「でしょう〜」
「男の人があんまり、湯飲みでお湯冷ましてから注がないよ。」
「やっぱり真理ちゃんはそういうこと知ってるんだね。
そういうこと知らない女の子だと、ガッカリして冷めちゃうんだよな・・・」

「アタシもガッカリされたらヤダな。」
「真理ちゃん、ソレはないよ。俺が言えた立場じゃないけどよく出来た子だなって思うよ。」
「そう、お祖母ちゃんに感謝だな。」
ゆっくりお茶を飲んだ後、2人でお風呂に入った。
彼が脱がしてあげると言ったが断って、後から入ることにした。
家族以外の人に体を見せるのは、未だに少し恥ずかしい。

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【2007/10/21 14:29】 | 【拓也】12回目のデート | トラックバック(0) | コメント(2)
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