妄想恋愛小説
30代主婦真理子の恋愛妄想小説
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【2008/10/11 23:03】 |
彼の仕事について・そして相方

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メールは以前と変わらず何度となくやり取りをしている。

ある時
「カフェのロゴのデザインを頼まれたんだけど女性の意見が色々聞きたくて、今度見てもらえない?」
「いつでもいいよ。」
よく聞くと、町の古い喫茶店をカフェ風にしてリニューアルする際にロゴや看板の字体のデザインを頼まれてて、いくつかの案の中から選んでほしいという。
そんなことはお安い御用だ。
他にも女友達はいるだろうし、この仕事についてはある程度口実だということがすぐに分かる。
それでもアタシだけなんてことはなく、何人かいて座談会みたいな感じの場だと思って彼の仕事場に行った。

彼のオフィス兼自宅に行ったのは考えてみたらはじめてだった。
この近くにはデパートやセレクトショップも沢山あり買い物したり食事をしによく来ていたはずだが、人が住んでいるという印象があまりない町でこんな風情のあるところがあるなんて知らなかった。
その都会の真ん中の下町という一角にある、彼の仕事パートナーのおじいちゃんの家を自分たちで改造して使っていると聞いている。
住所を口伝いの情報で訪ねてみると、長屋のような古い建物の中に一軒だけ和風&スタイリッシュという感じの家が見えてすぐにそれだと分った。
木とコンクリートがとてもセンス良く組み合わせてある外観で、会社の名前の看板もきちんとついている。

インターホンを押すと彼が出てきた。
「インターホン使う人初めて(笑)すぐに入ってきてくれたらよかったのに。」
「普通よその会社行く時、インターホンとか内線使わない?」
「そっか。まあ、入って入って。」

入ると、外観とは雰囲気が違い、コンクリートが打ちっぱなしの土間のようなところが少しあって2〜3段ほど上った開き戸の奥がオフィスになっている。
オフィスにはメタルラックにファイルがたくさん並んでおり、コピーやプリンター、通信機器がある。
そして反対側の壁に彼と相方のものだと思われるデスクとラック、中央にはお洒落だけど簡素な打ち合わせ卓という配置で、12〜13畳という広さだろうか。

見たところ誰もおらず、座談会ではないようだ。
暫くすると、相方が奥のキッチンから出てきた。
「こんにちは、今日はわざわざありがとうございました。
朋樹と一緒にやってる西村といいます。真理子さんのことは朋樹からよく聞いてます。」

少し年上だろうか、35〜36歳くらいの色白で細身で物腰の柔らかい人だ。
「?」
「以前、通信会社の企画をされてたって聞いてて企画の方だとパンフとか看板とかいろいろ見られてるんじゃないかなと思ったりして。
それに俺ら2人のセンスだとどうしても男性寄りに偏っちゃうのでぜひ、女性の意見も聞きたいと思ってまして・・」

「ええ。私は法人担当の企画だったのでちょっと分野は違うのでどうかな・・と思うんですが、今はだたの専業主婦ですのでその目線での意見だったら…。」

「ねえねえ、2人ともなに気取ってんの?もっとフランクでよくない?」
「一応仕事モードでご説明しとこうかと思って。」
「笑…」

その後はまあ、西村さんともフランクな感じでロゴや看板を見せてもらい意見や感じたことを言った。
久々に、仕事の打ち合わせをしてるような感覚になって面白かった。
気づくと3時間ほど経っており、すっかり辺りの日も沈んでいた。
全くその時間の感覚がなくなっていた。

「じゃあ、今日は真理ちゃんに貴重なご意見を頂いたのでご馳走しなきゃなぁ
西村さんともこの3時間ですっかり打ち解けた。
「やった〜おなか空いた((+_+))」
「朋樹、どこ行く?あっ今日の主賓、真理ちゃんは何食べたい?」
「何でも良いけど、この近くなら何でもありそうだね。」
「西村、言っとくけど真理ちゃんむちゃくちゃ飲むぞ
「うっそ、そうなの?カクテルで真っ赤になりそうなタイプかと思ってたけど…」
「そうだよ(笑)甘いのしか飲めませ〜ん
3人で夕食を取りに出た。

  

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【2008/03/25 10:24】 | 【朋樹】デート-2 | トラックバック(0) | コメント(5)
仕事のお手伝い…その後
 

食事の後、西村さんは今日の仕事をまとめるから先に帰り、朋樹さんが近くのバス停まで送ってくれた。

「今日はマジでありがとね。あいつもオレもかなり今日の真理ちゃんの意見参考になったよ。」

「いえいえ、全然。こちらこそご馳走様。こんなことでよろしければ…」

「あのさあ、この前オレ酔っぱらって真理ちゃんになんか変なこと言っちゃったじゃん。」

「ああ、別に…こっちも酔っぱらってたし。」

「あれ、結構本気だから。」

「は?…だって今だって変なことって…」

「真理ちゃんが結婚してるのに、こんなこと言うのは変だと思うけど、っていう意味で…
別に自分は冗談のつもりはないし、やっぱり今日も真理ちゃんを素敵で好きだと思ったからさぁ。
迷惑で困らせてるってことはわかってるんだけど、オレ無理だとわかっててもとりあえず伝えとかなきゃ気が済まない質でさ・・だから聞き流しといてくれたらいいから。」


「そんなこと言われても…聞いちゃったし気にするよ。」

「そうだよな…ゴメン。自分のことしか考えてないなって自分でも思うんだけど、何か言わなきゃって思ってしまってな…ごめん。」

「じゃあ、ずっと私のこと好きでいて。」

「?」

「そういう風に陰ながら好きでいてくれる人がいると思うと、生活に張りが出るっていうか、何となく自分に自信が持てるでしょ。
まだ朋樹さんのことよく知らないしアタシは自分が朋樹さんのことどう思ってるかまだわからない状態だし、倫理的にも道徳的にも自ら不倫しようとは思ってないけど…
そんな期待持たせるようなこと言ったらダメかな。」


「うんん。お前面白い女だなあ…やっぱり一味違うな。分った、好きで居るよ。」

そんな決定的で直接的な会話をした。

何だかもやもやしてうやむやになっていたことがきれいになった気がする。

主婦だって女としての自信の元になることがあってもいいと思う。
こうやって若さや女らしさなどに刺激を与えないとどんどん、萎れて乾いていくような気がしている。

朋樹さんはきっとそうやって自分の思うことを良くも悪くも表に表現して今までも生きてきたんだろう。
自分が建前や世間体や社交辞令などなど相手にどう思われるかを気にする方なのでこういう人は羨ましい。

ただ気になるのは「結構本気」の”結構”って何だ?
じゃあ、若干本気じゃない部分もあるのか?
”結構”というのは彼の口癖で枕詞のような接続後としての役割もあると思うがでもやっぱりあまりいい印象じゃない。

まあ、それは良いとしてこれからも自分のことを好きでいてくれるはずである朋樹さんとはこれからも仲良くしていきたいと思った。

  

 
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【2008/03/27 17:35】 | 【朋樹】デート-2 | トラックバック(0) | コメント(1)
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