


何度も利用したことがあるそのビルはアタシにとっても馴染み深いものになっていた。
彼が車を駐車場に入れている間、アタシは先に降りて彼の名前で手続きをしている手順はいつの間にか出来上がっている。
部屋に入ると彼は、
「お風呂は入ってからご飯にしない?」「うん」「な〜にやってるの?早く来て一緒に入ろう」「ちょっと待って。準備があるの。先にお風呂溜めててよ〜」付き合い始めたころと何ひとつ変わらないやり取りだ。
アタシは買ってきたものを冷蔵庫に入れ、時間を確認しメイクを落とすか落とさないかを決めて基礎化粧品やメイク道具を洗面台に持って行った。
彼は既に服を脱ぎ始めていて、大きな背中を向けていた。
「拓ちゃん、ホント体大きくなったよ〜、逞しい背中だねえ。」「やっぱりそうかなあ、プロテインちょっと前から飲みはじめたんだけどYシャツがちょっときつくなってきたんだよね。」「そっか…」と彼の背中を指でなぞってみた。
「おおお〜っと〜まーりちゃん、クスグッタイヨ〜(笑)若い男の体見て欲情した?」「欲情??してないけど、カッコいいと思って触ってみたくなっちゃったの。」「いいよ〜もっと触って。」彼が正面から近づいて、鼻先が振れる距離に彼の顔がある。彼はかがんでアタシにチュッとキスをしてからアタシの手を自分の胸に誘導しアタシの体を太いぎゅ〜っと包んだ。
「拓ちゃん、今日ck-oneつけてないね。」「うん、今日練習終わってそのまま来たから。汗臭い?」「ううん。いい匂い。」体が離れると彼はアタシの服を丁寧に一枚一枚脱がせた。
レースのソックス、ワンピース、スリップ、ブラ、ショーツ…そして彼の服を脱がせてあげた。
彼はひとつひとつ”これどこの?” ”コレ可愛いね” と何か一言言いながら、少しずつ彼の眼がギラギラとした眼に変わってきた。
彼は中腰の姿勢でアタシの胸の間からじっと見上げて、次の瞬間スイッチが入ったようにものすごい勢いでキスをした。同時に胸とお尻ぎゅ〜っと掴んで引きよせた。
息が止まるくらいの性急なキスで、アタシはされるがままで何もできなかった。
彼の手は背中全体を撫でまわしお尻を揉み、局部を触りはじめた。
唇はアタシの唇から首筋胸に移り、アタシの体の肉と言う肉を吸ってしまいそうな勢いだ。
彼はアタシの体の向きをくるりと壁に背中合わせになるよう移動させ、太ももを自分の肩に乗せてアタシの局部の肉を音を出して味わい始めた。
「ちょっと・・・・拓ちゃん、待って待って…ねえ。」「だめだめ、もう止められないから。」アタシは壁にもたれながらじっと片足で踏ん張っていた。
どんどん体が芯から熱くなって、彼の肩をぐっと掴んでいる。彼は時々胸をまさぐったかと思うと、彼は立ち上がりアタシの体の向きをくるりと180度変えて彼に背を向けるような格好になり、彼の大きく固く濡れたものをアタシの体に突き刺した。
「いやっ」「もうだめ我慢できない」アタシは壁にしがみつき、腰を突き出し覆いかぶさった彼の熱くて粗い呼吸をじっと聞いていた。
彼はアタシの方や耳や背中にキスをしながらものすごい力で突きあげる。
アタシは踏ん張りきれずに体が浮いたりよろけたりするが、彼の腕がアタシの体をぐっと支えている。
しばらくそんな熱い攻防を繰り広げると、彼がアタシの中に入ったまま洗面台の鏡の前に移動し、同じように彼がアタシを突き上げた。
鏡に映ったアタシも彼も凄い顔をしている。
普段日常で誰もしたことのないような表情をしていた。考えてみれば彼がイクときは下から見上げていた。こんな風に鏡で見ると客観的で初めてみる人、まるで違う人みたいに見える。
「真理ちゃん、気持ちよすぎるよ…もうイクよ…イッちゃうよ。」もっと激しい表情になり、彼は果てた。
アタシの腰や背中にはねっとりと温かい液体が飛び散らかっている。
ティッシュにテボ伸ばした彼の真赤な顔は激しい表情から一転してとても腑抜けな…穏やかな顔になっていた。
その後しばらく、その洗面所でさっきとは全く違う優しいキスと包容をしていた。

