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あんな甘い空気のままで、手を繋いで部屋を出た。 食事は部屋ではなく、お食事処で食べることになっている。 お食事処といっても個室で、海の幸が中心の懐石のコース料理だ。 海の近くの高級な温泉宿だけあって拘りの料理や新鮮な関鰺・関鯖など食べきれないほど出された。 ここでも、シャンパンで乾杯し、ビール・日本酒・ワインなどをその料理に合わせて頂いた。 「今日真理ちゃん、すごくたくさん食べてるよね。」 「ホントに、どうなってるんだろう?やっぱり旅行ってお腹空くのかな・・。 昼はガッツリとり天の定食食べて、フルーツもマドレーヌもシャンパンもお腹の中だし、 こんな懐石食べられる・・・どうしよう旅行から帰ったら確実に太ってる・・・」 「真理ちゃん、もう少し太った方がいいんだよ。45kgくらいでしょ。」 「うん。」 「もう少し・・・プニっとして欲しいな・・。」 「嫌だよぉ。太ると顔とかお腹にお肉付くんだよ。決して胸には都合よくつかないから。」 「・・・顔はそのくらいで良い。そっか・・・・おっぱいが大きくなるわけじゃないのか・・ でも、やっぱり抱きしめたときにもう少し柔らかいといいな〜。」 「心配しなくてもこの旅行で太ってるよ。 まあこんなに美味しいものばっかりで太るならしょうがないと思えるけど。」 「ホントだよ、贅肉の質がスナック菓子やインスタント食品とは違うだろうね(笑)」 本当に旅行に行くと食べ物が美味しい。拓ちゃんもいつもよりたくさん食べたと思う。 そして、食べるのが遅いアタシのスピードに合わせてくれる。 いつも食べ終わった後もセカセカと席を立つことなくゆっくりさせてくれる。 美味しい料理と、楽しい会話と、好きな人との食事は食べ終わるとお腹も心も満たされて、 本当に幸せな気分だった。 部屋に戻って少しTVを見てから部屋の温泉に入った。 彼は少し疲れたようでTVを見ながら転寝をしている。 とろ〜っとしたお湯は全身を保湿してくれているようだ。 髪も洗って、メイクも落として体はホカホカと温かく、お腹もいっぱいで夢心地だ。 相当長湯だったと思うが、お風呂から上がってもまだ寝息を立てていたので、 浴衣ではなくガーゼのパジャマを着て、部屋に置いてあった冷蔵庫に冷やしてあったお宿からの プレゼントの地ワインを寝酒に開けた。 このガーゼの肌触りがやたら気持ちよくて、デザインは何てことはないシンプルなシャツの形だが ものすごく気に入ってしまった。 ![]() ↓続きも読んでね ![]() ![]() |
⇒【異性を魅了するフェロモン香水】詳細・購入はこちら 旅行から帰った次の日、拓ちゃんから電話ではなくメールが入った。 「何?あのお金」 「アタシの旅行代金。足りなかった?」 「どういうつもり?」 「怒ってるの?どういうつもりもないよ、アタシの楽しんだ分の代金。」 「怒ってるよ。どういうつもりもないならどうして面と向かって渡さないの?」 「どうせ受け取らないでしょ。ただ単に貸し借りが出来たような気がして嫌なの。」 「受け取らないけど・・・でもこういうの卑怯だよ。」 「卑怯でもいいの。とにかく受け取ってね。」 「何だよそれ・・・。あとで電話する。」ほぼチャットのような感じでメールやり取りをした。 彼は確かに少し怒っているが、アタシのこういう律儀なところや常識的なところが嫌いではない。 それに、彼はある程アタシが何らかのアクションを起こすことを予想していたに違いない。 アタシは、人間はギブテクだと思ってることをよく彼は知っている。 だから本格的な喧嘩にはならないと思っている。 お昼休みに電話がなった。 「お疲れ。あのお金受け取らないよ。」 「それはアタシに失礼だよ、納めてください。」 「だってオレが旅行は言い出したことだし、連れてってあげるって言ったでしょ。」 「そりゃそうだけど、とっても楽しかったし、アタシタダで楽しむほど図々しくないよ。 対等な立場なのにおかしいよ。こういうの援交かクラブのお姉さんのアフターだよ。」 「真理ちゃんを援助したってコト?あり得ない・・・男をたてるってコトを30歳にもなって知らないの? オレの面目潰さないでよ。」 「30歳にもなっては余分です 男を立てたから旅行が終わってから渡したんだよ。それに、常識で考えたってアタシが普段からこんなにしてもらうのはダメだよ。」 「わかった・・・わかった。真理ちゃんがそういう気持ちで居るってコトは良くわかったし、俺も真理ちゃんが言ってる事が常識だと思う。 だけど、オレの気持ちとしてはオレ真理ちゃんを旅行に連れて行きたかったの。 だから封筒見たとき少し予想してた事だったけど、腹が立った。 この真理ちゃんからもらったお金は旅行代金として受け取るのはやっぱり嫌だから、宝くじか競馬でもするか、株買って一儲けしてみようか。」 「それは自由に使って。」 「ナニ言ってるの?オレと真理ちゃんと共有財産だから真理ちゃんもちゃんと株勉強してよ。」 「共有財産って・・株やってみたい。」 「じゃあ、勉強しといてね。」 「うん」 もちろん”共有財産”に同意したわけではなく、彼の持ち物だと思っている。 彼がココで何を言ったところで受け入れるはずがないので、引き下がった形にした。 株をやってみたいと思ったのも確かだ。 証券会社の講座名義はもちろん彼のもので作るつもりだ。 ↓続きも読んでね ![]() |
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、居ないなんて・・」


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