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おばさんは彼を追い出し、アタシと向き合った。 「真理子さん、あの子とは少なくともあと1年くらいにしてあげてね。」 「時期をみてとは思っています。」 「あなたは元々生真面目な人だし常識のある人だから言わなくても分かってると思ってるけど、 今は彼の知り合いのおばさんとして・・占いや予言者としてではなく、彼の母親の友達としてお話してるわ。 真理子さんが独身だったらって、彼にイチオシできたら本当にそう思うけどそれはできないのよね・・・。 人間としても女性としても彼のいい支えになって、いい男にさせてくれる人なのよね・・。 彼は貴方と別れようとしないと思うけどあと1年の間に別れてください。」 「はい・・申し訳ありません・・。」 「謝る事はないわ。 その気持ちがあるということだけで普通の倫理観を持ったいい人だって分るから。 プロの占い師としてこれからはお話しますけど・・ ご主人とはとっても相性いいですよ。 男女として恋焦がれあう仲ではないけど人間同士として・・というかもう家族でしょ。 家族としての愛情ができているし、言わなくても感じられる仲になっていると思います。 お子さんができると、もっといい絆ができるんですが・・可能性がないわけじゃないので頑張ってみてください。 それが彼との決別のきっかけになるといいんですけどね・・。 お互いにケジメガつけられるからね・・。」 まずは9日間!目標-4kg?豆乳クッキーダイエット それからもアタシの人生について親切に優しい口調で話してくれた。 部屋から出ると彼が無表情で待っていた。 「長かったじゃん」 「そう?いいお話聞けたよ。」 「何?」 「それは内緒だよ・・。」 「あっそう・・・・」 車に乗って少し走らせていた。 「あのおばさんね、母親の友達でなんか潜在的にそういう能力があってどっかに修行に行って今みたいな占いみたいなことしながら”人の道を説く”的な講演したりしてるんだ。 昔から俺の家族のこと診てくれてて、家やお店建てる時も色々世話になったんだよね。」 「へえ。なんか説得力のある人だし言い方が優しいから素直に聞けるね。」 「そうだね。」 彼はどうしてあの人にアタシを会わせたのか・・そのことについては何も言わなかった。 暫く音楽だけが社内を流れていたが 「今日、あのホテル取れたんだけど行く?」 「うん。」 「お昼どっかで食べて・・真理ちゃんの好きなワイン買って行くか。」 「うん。」 「クリスマスなのにこんなんでゴメンな・・。」 「何言ってるの。クリスマスに会えただけで嬉しいよ。」 こんな会話をしてる間も、”あと1年・・・”という期限を心の中で繰り返していた。 ![]() |
SBIイー・トレード証券 年が明けて新しい年になった。 もちろん年末年始は帰省予定があるので彼とは会っていないし連絡もメールのみだ。 彼はラグビーの友達達とスノーボードに行って温泉に行った。 前から聞いていたことだが改めて羨ましいと思った。 アタシは結婚して6年、そんな風にお盆やお正月の長期休暇を自分のために使ったことがない。 こんなこと彼に言ってもきっと解らないことだから”楽しんできて”としか伝えなかった。 写メが何度も送られてきたがそんな風にしか思えなかった。 取り放題で着メロサイト比較 今年の年始休暇は長く実家でゆっくりできた。 地元の友達とも会ったが、みんな一番先に結婚したアタシを差し置いてみんな子供を産んでいた。 別に子供が居るからいいとか偉いわけじゃないけど何となく惨めになって寂しかった。 対抗してるわけじゃないが、そろそろ本気で子供が欲しいと思った。 拓ちゃんからの連絡は休みなく届いた。 毎日こんなことした、こんなことを思ったとか日記にプラスα付け加えたような内容が多い。 もちろんアタシの近況を返信するように聞くことも忘れない。 「今日は初詣に家族と行ったけど真理ちゃんもここに居たらと思う」 なんて嘘かホントか解らないけどそんな内容も時々織り交ぜてある。 多分今月末、もしくは来月頭くらいに会うことになるだろうと予想している。 でも、お正月に実家で羽を伸ばしすぎて昼間からアルコールを飲みながらお節をつまむという生活を数日していたので明らかに太った。 前だって少し太って弛んだと言われたのにコレではマズイと思って仕事始めの日からダイエットを始めた。 彼と付き合い始めた頃、ダイエットしたときはそう辛いとも痩せるのが難しいとも思わなかったが歳のせいか気持ちのせいか、体調のせいか全く痩せない。 冬は脂肪を溜め込む時期で代謝が悪くなるなんて言うし、食べる量を減らすのがこんなに辛いなんて感じたことは未だかつてない。 食欲なんていうものは自分の欲の中で下位の方で、そう苦にならなかった。 前の忙しい仕事をしてた頃はお昼抜きでバタバタ動き回っていたし飲み物だけで生きていけるんじゃないかと思ったくらいだ。 運動も以前と同じようにしてみたがどうも燃焼されている気がしない。 ダイエット・・真剣に考えたことはないけど強化して元の体に戻さなくてはと強く思った。 管理栄養士が語る!「ダイエットに失敗する6つの法則」を無料公開中! ![]() |
相変わらず定期的に年下の彼はメールや電話で連絡をくれる。 内容は他愛もないことだし、これといって特別な内容はないけど、電話が鳴りそうな時間にはちゃんと準備しているような習慣がついている。 前に、彼があまりに毎日連絡をくれるので息苦しくなり、軽いイザコザがあり、2日に1回のペースに戻ったが、旅行に行って帰ってきてから、ほぼまた毎日のペースに戻りつつある。 既に話し方やメールの感じで彼の調子がよく分かるようになっている。 でも先日行った彼の知り合いの占い師さんからはあと1年だと言われているしそうしようと思っている。 もう彼とはじまって1年弱だ。 彼が真っ当な人生を進んでいくためにはアタシとの今の関係は続けてちゃいけないことなんだろう。 もちろんアタシが縛りつけてるわけじゃないけど解放してあげなきゃいけないという罪悪感に苛まれる。 それにしても彼はいい男になった。 こういう関係になるまでは正直詳しく知らないけど、この1年近くでの変化はよく知っている。 アタシに対して、周りに対しての気遣いができるようになった。 物事に対する対応力や調整力というか問題を解決して円滑に進めることもできるようになったしデートでもうまくリードしてくれる。 言葉遣いや態度も1年前とは格段に違い、少し自分に自信がついたようだ。 いい男=アタシの好みの男 なのかもしれない。 知らないうちに自分の好みの男に育てていたんだろうか。 そんなつもりはなかったけど彼があたしに順応してくれてそんな風になったのだろうか。 彼もそろそろ頃合いを見てデートしようと言っている。 もうすぐバレンタインデーだし、彼の誕生日も近い。 ダイエットが完結してなくて、外見は会える状態ではないの中身は彼に会いたかった。 最後に会ったクリスマスの時は、占いの結果がその日は常に頭にいる状態で、何だか2人ともテンションが低く、あまりイチャイチャもしてなかったので何も考えず彼にくっ付きたいと思った。 彼の体の温かさは麻薬と同じだ。 あの大きな体に包まれている感触と体温と匂いは定期的に欲しくなる。 デートを1週間後くらいに設定して短期決戦で体を絞り込もうと思った。 予想通り彼は電話で、あそこに行きたいとか顔が見たいと会う催促した。 「真理ちゃんと前から一緒に行きたいところがあったんだよね〜」 「この前みたいな、テンション下がるリアルな占いじゃないでしょうね…」 「違うよ。○○の辺りに美味しいイベリコ豚が食べられるってところがあって、オフクロと○○ちゃん(義姉)が偵察なんて言ってコースで食べてきたら雰囲気も素敵で美味しかったって。」 「へえ、やっぱりそういう情報は早いね。」 「あと、冬のSALEも見に行きたくて選んでもらいたいものもあるし、○○のコンサートのチケット取れるかも知れないから取れたら一緒に行こう。 …っていうのは口実で早く真理ちゃんに触りたい・・抱きしめてキスしたい。」 アタシを満足させる言葉の選び方はもうアタシ好みといっていいだろう。 アタシは渋るような言葉じりをゆっくりと吐き出しながら、女としての幸せを感じている。 一瞬心がとろっとなるこの瞬間は大好きだ。 ![]() |
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