妄想恋愛小説
30代主婦真理子の恋愛妄想小説
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【2008/10/11 22:53】 |
15回目のデート-3




おばさんは彼を追い出し、アタシと向き合った。

「真理子さん、あの子とは少なくともあと1年くらいにしてあげてね。」

「時期をみてとは思っています。」

「あなたは元々生真面目な人だし常識のある人だから言わなくても分かってると思ってるけど、
今は彼の知り合いのおばさんとして・・占いや予言者としてではなく、彼の母親の友達としてお話してるわ。
真理子さんが独身だったらって、彼にイチオシできたら本当にそう思うけどそれはできないのよね・・・。
人間としても女性としても彼のいい支えになって、いい男にさせてくれる人なのよね・・。
彼は貴方と別れようとしないと思うけどあと1年の間に別れてください。」


「はい・・申し訳ありません・・。」

「謝る事はないわ。
その気持ちがあるということだけで普通の倫理観を持ったいい人だって分るから。
プロの占い師としてこれからはお話しますけど・・
ご主人とはとっても相性いいですよ。
男女として恋焦がれあう仲ではないけど人間同士として・・というかもう家族でしょ。
家族としての愛情ができているし、言わなくても感じられる仲になっていると思います。
お子さんができると、もっといい絆ができるんですが・・可能性がないわけじゃないので頑張ってみてください。
それが彼との決別のきっかけになるといいんですけどね・・。
お互いにケジメガつけられるからね・・。」




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それからもアタシの人生について親切に優しい口調で話してくれた。
部屋から出ると彼が無表情で待っていた。

「長かったじゃん」
「そう?いいお話聞けたよ。」
「何?」
「それは内緒だよ・・。」
「あっそう・・・・」

車に乗って少し走らせていた。
「あのおばさんね、母親の友達でなんか潜在的にそういう能力があってどっかに修行に行って今みたいな占いみたいなことしながら”人の道を説く”的な講演したりしてるんだ。
昔から俺の家族のこと診てくれてて、家やお店建てる時も色々世話になったんだよね。」

「へえ。なんか説得力のある人だし言い方が優しいから素直に聞けるね。」
「そうだね。」
彼はどうしてあの人にアタシを会わせたのか・・そのことについては何も言わなかった。

暫く音楽だけが社内を流れていたが
「今日、あのホテル取れたんだけど行く?」
「うん。」
「お昼どっかで食べて・・真理ちゃんの好きなワイン買って行くか。」
「うん。」
「クリスマスなのにこんなんでゴメンな・・。」
「何言ってるの。クリスマスに会えただけで嬉しいよ。」
こんな会話をしてる間も、”あと1年・・・”という期限を心の中で繰り返していた。



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【2008/01/05 10:58】 | 【拓也】15回目のデート | トラックバック(0) | コメント(1)
15回目のデート-4
スタイライフ

「真理ちゃん、長い間会えなかったね・・・」
と彼が静かに深い息を吐いて、アタシの頭を引き寄せ自分の中に包んだ。
何だかやっぱり様子がおかしい。こんなことをしみじみ言うタイプの人じゃない。
こんな風に何か思って不審な言動をするなら、ガッと抱いて解りやすく求めてくれる方がいい。
「どうしたの?今日は何かいつもと違うよね。」
「そう?久々の再会の幸せを味わってるんだけど・・。」
「そんな風に幸せを味わうタイプの人だったっけ(笑)?」
「何言っちゃってるの?オレ結構そういうタイプですけど(笑)。
こうやって真理ちゃんの匂いとか肌の感触とか寄り掛かったときの重さとか、体の触感とか、
改めて感じたりすると、こうやって居られる時間は貴重で幸せだなあって思うよ。」

明らかに違う。
彼なりに、何か考えてるんだろう。
今日占いのおばさんのところに連れて行った事だってやっぱりおかしい。
何か考えていたとしても、最悪別れることを考えている。
アタシにとっては早かれ遅かれ来る結末であって、もし別れを切り出してくれたのなら言い出す心の負担が軽減される、返ってありがたいことだと考えるべきかもしれない。
ほんの何秒かの時間で考えを廻らせた。

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アタシは話を変えた。
「ねえ、どうしてアタシにコレを選んでくれたの?もしかしてパチンコの景品(笑)?」
「ちょっとちょっと、待ってよ。オレパチンコしないこと知ってるでしょ。
コレねえ選ぶの苦労してるんだよ。か〜な〜り〜迷ったよ。
アクセサリーやらバックやらストールっていうのかな?
マフラーとかネットで考えられるプレゼントを物色しまくって、”彼女に喜ばれるプレゼント”
みたいな特集のネットの記事や雑誌読んだりしてブランドはコレにしようって思って決めたんだけど、
流石に高くて・・。
本当はバックでも買ってあげたかったんだけど、ポーチになちゃったんだ・・。」

「全然嬉しいよ。だってあのブランドのバックゴージャス過ぎてアタシ持つ機会あんまりないと思うから、
ポーチの方が毎日使えるし嬉しい。」

「ホント、喜んでもらえただけでオレも嬉しい。
選ぶときね、オレの中では真理ちゃんはやっぱりこのブランド使って欲しかったんだよね。
このくらい価値のある人だってことを感じて欲しかったし。」

「ありがとね。」

軽く唇を合わせるキスをした。
何か匂いがすると思ったら、バラを中心とした大量のお花が生けてあった。
天然の花の匂いが充満していた。

部屋が少し肌寒かったので暖房を強めると同時に2人でお風呂に入ることにした。
今日は2人とも、激しく求めることはなく2人の時間を楽しんでいるという感じでよく会話をしている。
一緒にお風呂に入るというのもあまり性的な目的ではなく2人で暖かくなってゆっくりしたいという感じだ。

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大きな丸い湯船にお湯を張って入浴剤を入れ、彼が食料を冷蔵庫に入れている間にアタシが先に入った。
やっぱり未だ少し裸になる途中もなってからも恥ずかしいと感じる。
彼も既に湯気が充満しているバスルームに入り、湯船に浸かった。
4〜5人は入れそうな湯船なので2人の間に距離がある。
いつもの彼ならすぐにアタシの体をを足の間に入れて自分を背もたれのようにしても良さそうだが
今日はそれをせずに2人横に並んで話をする。
彼はざっと体を洗って先に出た。
・・・お風呂でイチャイチャするのを期待していたわけじゃないが拍子抜けした感じだ。



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【2008/01/14 09:57】 | 【拓也】15回目のデート | トラックバック(0) | コメント(1)
15回目のデート-5



いい加減酔っ払ってきて、彼はアタシを見て言った。
「真理子、好きだよ。」
「ありがとう。」
「やっぱり駄目だ。他の女じゃ駄目だ・・。」
そう言ってアタシをすっぽりと覆うように抱きしめた。
「オレね、前からあのおばさんに真理ちゃんのことバレてて、嵌らないうちに離れなさいって言われてたんだ。
でもやっぱり真理子が居るから頑張ろうって思うし・・次に真理子に会うときまでにこうなってるとか
こう言えるようになろうとか密かに目標を立てて、つまらない事なんだけどね・・・。
結構コレが励みになっててさあ・・他の女の子と喋ってても真理子だったらこう言うかなとか、
真理子だったらもっとここで気を利かすだろうとか・・どうしても思っちゃうんだよね。
だから、やっぱり離れられないわ・・。」

「アタシでいいの?」
「うん。」
「アタシ結婚してるし、会いたいときに会えないし、拓ちゃんだけって訳にいかないよ。」
「うん。」
「アタシとの将来はないよ。」
「うん。
おばさんも言ってたじゃない、俺達は結婚したりするのはうまくいかないって。
どういう関係であれ続いていけたらと思ってるよ。20年後の真理子に会いたいと思うよ。」

もっと強く抱きしめられた。
今言ってる事は本当何だろうか?本当だろうが嘘だろうがどっちでもいい。
言われて嫌な気分にはならない、少し思い気もするがあと1年・・・期間限定だ。
50歳になったアタシと会いたいと言っている男が居るというだけで相当な優越感でいい気分だ。



それからマッサージをしあったりテレビを見たりして過ごした。
飽きるほどキスをして、ソファーでベットで抱き合ったりいちゃついたりした。

彼には言っていなかったが、今日主人は帰って来ない。
その時の気分で泊まってもいいかなと思っていた。
「真理ちゃん、今日何時ごろ出たらいいの?」
「う〜ん・・」
「何う〜んって。」
「・・・」
少し酔っ払っていて思考回路の速度が落ちていたし、気分としてはどっちでもよかった。
でも彼に明日用事があって断れるのも体裁悪いというか、なぜ先に言わないのかと言われるのも
嫌だったので遅い時間を指定した。



「真理ちゃんは、今日言ったこと気にしないで今まで通りたまに会ってくれたらいいよ。
飽きられないおもろい男になるからさ。」

「うん、期待してる。」
正直複雑な気持ちだったが、1年が潮時・・・もう決めている。
彼に貰ったプレゼントを持って珍しく今夜は一人の我が家に帰宅した。

  

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【2008/01/15 10:16】 | 【拓也】気持ち・電話・メール | トラックバック(0) | コメント(4)
年が明けて

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年が明けて新しい年になった。
もちろん年末年始は帰省予定があるので彼とは会っていないし連絡もメールのみだ。
彼はラグビーの友達達とスノーボードに行って温泉に行った。
前から聞いていたことだが改めて羨ましいと思った。
アタシは結婚して6年、そんな風にお盆やお正月の長期休暇を自分のために使ったことがない。
こんなこと彼に言ってもきっと解らないことだから”楽しんできて”としか伝えなかった。
写メが何度も送られてきたがそんな風にしか思えなかった。

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今年の年始休暇は長く実家でゆっくりできた。
地元の友達とも会ったが、みんな一番先に結婚したアタシを差し置いてみんな子供を産んでいた。
別に子供が居るからいいとか偉いわけじゃないけど何となく惨めになって寂しかった。
対抗してるわけじゃないが、そろそろ本気で子供が欲しいと思った。

拓ちゃんからの連絡は休みなく届いた。
毎日こんなことした、こんなことを思ったとか日記にプラスα付け加えたような内容が多い。
もちろんアタシの近況を返信するように聞くことも忘れない。
「今日は初詣に家族と行ったけど真理ちゃんもここに居たらと思う」
なんて嘘かホントか解らないけどそんな内容も時々織り交ぜてある。



多分今月末、もしくは来月頭くらいに会うことになるだろうと予想している。
でも、お正月に実家で羽を伸ばしすぎて昼間からアルコールを飲みながらお節をつまむという生活を数日していたので明らかに太った。
前だって少し太って弛んだと言われたのにコレではマズイと思って仕事始めの日からダイエットを始めた。
彼と付き合い始めた頃、ダイエットしたときはそう辛いとも痩せるのが難しいとも思わなかったが歳のせいか気持ちのせいか、体調のせいか全く痩せない。
冬は脂肪を溜め込む時期で代謝が悪くなるなんて言うし、食べる量を減らすのがこんなに辛いなんて感じたことは未だかつてない。
食欲なんていうものは自分の欲の中で下位の方で、そう苦にならなかった。
前の忙しい仕事をしてた頃はお昼抜きでバタバタ動き回っていたし飲み物だけで生きていけるんじゃないかと思ったくらいだ。
運動も以前と同じようにしてみたがどうも燃焼されている気がしない。
ダイエット・・真剣に考えたことはないけど強化して元の体に戻さなくてはと強く思った。

   

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【2008/01/16 14:42】 | 【拓也】気持ち・電話・メール | トラックバック(1) | コメント(1)
親友と元彼。



お正月休みの間、既婚子持ちの友達と喋るのは疲れたので独身者の友達と会う約束をした。
高校のとき仲の良かった、岡田君の幼馴染の裕子だ。
裕子は派遣社員としてキャリアを積むなんていって、技術職としてITや機械メーカーの大手企業を転々としている。
でもあの子はその方があっていると思う。その場の空気にすぐになじめるタイプだし後腐れや変な付き合いがないのが良いといっていた。

彼女が実家まで迎えに来てくれて、ランチでもとカフェに向かった。
「中学の友達とかさ、地元の女友達はもうみんな子供産んでて集まろうって言うだけで結構大変だし、
大抵コブ付だし何か疲れちゃってさぁ。」

「分かる分かる・・。子供って少しの間は物珍しくて可愛いけどぐずったりすると最悪だよね・・。」
子供を産んだことのない者同士しかできない会話である。

パスタランチとキーマカレーランチを食べながらお互いのここ半年くらいの近況を話したりした。
ここのところお節やすき焼きなど和食が続いていたのでそろそろ別の味が食べたくなった。
もう10年以上前から裕子と食事をするときは、途中で食べ物を交換する習慣がある。
裕子は他の人が食べているものが美味しそうに見える性質の子で、「ちょっと頂戴」からエスカレートしていき、結局交換することになる。
だから注文する段階でお互いの食べたいものを2品という条件になる。
これは男との食事では滅多にできないことだ。

予想通り今回もアタシがキーマカレーを半分くらい食べた時点で、裕子の無言の交換の合図を感じ取りお皿を入れ替える。
幸い食事の好みも食べるスピードも裕子とは合う。

裕子の今の彼の話や仕事の話は面白い。
昔から頭の回転は速くてはっきりと物を言う子だった。奇抜な発想そのものや行動力があって感心する。
聞きにくいことでもサラッと口にして嫌味じゃないところが羨ましい。
そもそもアタシとつるんでいたヤツなんだから、人間として面白くないわけがない。
そんな面白みのある裕子を男性が放っておくわけもなく、そう美人じゃないが彼が途切れたことがないし、長くも続かない。
ひとしきり彼女の話が終わると
「そう言えば岡田も今実家に居るよ、絶対暇だから呼ぼうよ。」
と切り出した。
そんな風に何気なく言っている振りをしてアタシの反応を観ている。
「いいの?奥さんも居るんじゃない?」
「奥さんは、奥さんの実家に居るみたいよ。」
「へえ〜」
「どうなの?夏に真理子の電話番号岡田に教えたじゃない、あれからどうなの?」
裕子は完全に面白がっている。
「何か家のPCのセキュリティがどうとかでソフト見に行ったり、飲みに行ったりしたよ。」
「ふぅ〜ん、そうなだ・・・。」
「なに探ってるの?何にもないよ・・あり得ないでしょ。」
そんなことを行っている間に裕子は岡田君に電話をしている。

   


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【2008/01/17 10:24】 | 【岡田】気持ち・電話・メール | トラックバック(0) | コメント(1)
元同僚とのデート-1


最近元同僚からのお誘いが多い。
それは男女共に言えることだけど大勢の集まりに呼んでくれたり、後輩が相談だとかで、サシで飲んだり、ランチしたりお茶したりという感じだ。
アタシは知り合いは多い方がいいと思っているし、仕事以外でも繋がりを持ちたいと思ってくれていることは人徳だと思っているので、どうしても行きたくないとか用事があるとき以外は行くようにしている。
年が明けてから珍しい人から突然メールが入った。
「明けましておめでとう。久しぶりだね〜元気?近々メシでも行こう」
元同僚(♂)で別部署で7年間働いて数回だけ一緒に仕事をしたことがある。
でも数回の仕事すべて衝突した。嫌な記憶が一気に蘇ってきた。
アタシも仕事では頑固だったが彼も相当な頑固者だった。
今はお互いの言い分も状況も見えるけど、その時は2人とも若くて自分の主張が一番正しいと思っていた。
そんなお互い尖っていた時に尖った同志だったのでもう最悪だった。
「おめでとう。…暇だからつでも声掛けてね〜」
と、とりあえずそのメールには適当に返しておいた。

それからしばらく考えた。
どうして彼は突然仕事を辞めて随分経つアタシに連絡なんてくれるのか?
今更仕事の関係もないし、何を話そうというんだ?何か伝えたいことがあるのか?
辞める時もこれといって個別に挨拶しなくてもいいと判断できるくらいの間柄で実際に知らせなかったし挨拶もしに行かなかった。
他の元同僚などの話にも彼の話は出てこないし、彼からメールが来なければ忘れたまま思い出すこともなかったような人だ。
酔っぱらったか、何かの気まぐれでもしかしたら誰かと間違えてメールを送ったのかもしれないと思ってその後そのままにしておいた。

数日後…
「真理子さんへ。この前のことなんだけど○○日、夜メシでもどう?」
「○日は多分ダメだけど、□日ならOKです。」

ホントに連絡がきた。こいつアタシとメシを2人で食べに行こうとしてる?
やっぱり信じられなくてメールアドレス間違えて登録してあるんじゃないかと思ったけど、ちゃんとアタシの名前が記載してある…
少々不審に思いながら食事の約束をした。

  

約束の日・・何となく釈然としないまま、仕事を終えて約束の場所に向かった。
転職した先ではスーツを着る必要は全くないのだが、何となくきちんと仕事しているように見せたかったのか久々にジャケットを着て出社した。
十分間に合うように向かったが、彼はもう待ち合わせ場所のスタバの前に立っていた。
同じ年で、入社した時は細身という印象だったのに今は中肉中背でものすごくお洒落でもなく、すごく高価な腕時計やスーツを着てるわけじゃないけど、彼に似合うものを身に着けていてそれなりに気を遣っていることはよくわかる。
今でも少し気の強い感じは残っているけど、少し和らいだような印象だ。



「久し振り」
「おお〜、久し振り。急にごめんな。」
「うんん。ちょっとビックリしたけど大丈夫。」
そこから少し歩いてお店に入った。



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【2008/01/24 15:15】 | 【その他】デート | トラックバック(1) | コメント(2)
拓ちゃんの変化


相変わらず定期的に年下の彼はメールや電話で連絡をくれる。
内容は他愛もないことだし、これといって特別な内容はないけど、電話が鳴りそうな時間にはちゃんと準備しているような習慣がついている。
前に、彼があまりに毎日連絡をくれるので息苦しくなり、軽いイザコザがあり、2日に1回のペースに戻ったが、旅行に行って帰ってきてから、ほぼまた毎日のペースに戻りつつある。
既に話し方やメールの感じで彼の調子がよく分かるようになっている。

でも先日行った彼の知り合いの占い師さんからはあと1年だと言われているしそうしようと思っている。
もう彼とはじまって1年弱だ。
彼が真っ当な人生を進んでいくためにはアタシとの今の関係は続けてちゃいけないことなんだろう。
もちろんアタシが縛りつけてるわけじゃないけど解放してあげなきゃいけないという罪悪感に苛まれる。

それにしても彼はいい男になった。
こういう関係になるまでは正直詳しく知らないけど、この1年近くでの変化はよく知っている。
アタシに対して、周りに対しての気遣いができるようになった。
物事に対する対応力や調整力というか問題を解決して円滑に進めることもできるようになったしデートでもうまくリードしてくれる。
言葉遣いや態度も1年前とは格段に違い、少し自分に自信がついたようだ。

いい男=アタシの好みの男

なのかもしれない。
知らないうちに自分の好みの男に育てていたんだろうか。
そんなつもりはなかったけど彼があたしに順応してくれてそんな風になったのだろうか。

彼もそろそろ頃合いを見てデートしようと言っている。
もうすぐバレンタインデーだし、彼の誕生日も近い。
ダイエットが完結してなくて、外見は会える状態ではないの中身は彼に会いたかった。
最後に会ったクリスマスの時は、占いの結果がその日は常に頭にいる状態で、何だか2人ともテンションが低く、あまりイチャイチャもしてなかったので何も考えず彼にくっ付きたいと思った。
彼の体の温かさは麻薬と同じだ。
あの大きな体に包まれている感触と体温と匂いは定期的に欲しくなる。
デートを1週間後くらいに設定して短期決戦で体を絞り込もうと思った。

 


予想通り彼は電話で、あそこに行きたいとか顔が見たいと会う催促した。
「真理ちゃんと前から一緒に行きたいところがあったんだよね〜」
「この前みたいな、テンション下がるリアルな占いじゃないでしょうね…」
「違うよ。○○の辺りに美味しいイベリコ豚が食べられるってところがあって、オフクロと○○ちゃん(義姉)が偵察なんて言ってコースで食べてきたら雰囲気も素敵で美味しかったって。」
「へえ、やっぱりそういう情報は早いね。」
「あと、冬のSALEも見に行きたくて選んでもらいたいものもあるし、○○のコンサートのチケット取れるかも知れないから取れたら一緒に行こう。
…っていうのは口実で早く真理ちゃんに触りたい・・抱きしめてキスしたい。」


アタシを満足させる言葉の選び方はもうアタシ好みといっていいだろう。
アタシは渋るような言葉じりをゆっくりと吐き出しながら、女としての幸せを感じている。
一瞬心がとろっとなるこの瞬間は大好きだ。

  

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【2008/01/29 09:17】 | 【拓也】気持ち・電話・メール | トラックバック(0) | コメント(2)
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