妄想恋愛小説
30代主婦真理子の恋愛妄想小説
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【2008/10/11 22:54】 |
16回目のデート-1
中島香里のクリスタルジェミー .net

久々に拓ちゃんと朝から会う約束をした。
彼に逢う日に合わせてダイエットを1週間という短期間でやってみた。
エネルギーになるものは食べない、ジムに行って有酸素運動を中心にする、お風呂は半身浴でデトクックス。
思ったほど効果はなく何とか2kgくらい減って少し引きしまったかな・・という程度だ。
やっぱりどんなことでも続けることが大事だということだろうか。
それでもやっぱり約束なので出掛ける。

前に言っていた新しくできたレストランのランチに行こうということは決まってたので少し楽しみにしていた。
寒いのが苦手だということをよく知っている彼は家の近くの新たなデットスポットを見つけて迎えに来てくれた。
待ち合わせの場所まででも寒さで体を縮ませながら向かった。
いつだか見たことのあるアウディーで彼は待っていた。
「おはよう」
「おはよう、車お父さんの?」
「うん。兄貴が家族と友達家族とスノボーに行くからって車貸したから。」
「そう、こんなに寒いのにわざわざもっと寒いところ行くなんて信じられないなあ。」
「スノボーやってると温かくなるよ。」
…というどうでもいい世間話を続けていた。
正直なところ少し期待ハズレな対面だった。
前みたいにハグしたり手を握ったり、時にはいきなりキスをしたりということもあったのでそれを思うと少し質素なというか淡白な感じだった、

ランチの店に向かいつつ、ガソリン入れたり郵便局に寄ったりと彼の所用を済ませながら車に乗っていた。
前だったらこんな所帯じみたことはアタシの前でしなかったと思うが今はアタシも彼も何とも思わない。

お店に着いて予約のしておいた窓側の日差しがいい具合に差し込む明るい席に通された。
前菜のカルパッチョやスープ・パン・メインのイベリコ豚のソテーなどとっても彼が言っていたようにすごく美味しかった。
家庭でももちろん美味しいものが作れると思うが、素材とお店の雰囲気はお店で食べないと味わえないものだ。テーブルに飾ってあるお花もきれいでそう豪華な雰囲気のお店ではないけど小奇麗で手入れが行き届いている感じだ。
食べてる間、年末年始にどうしてたかとか仕事の話とか彼の名義で運営している株の話など楽しく話をしました。やっぱり久々に気兼ねなく自然に話すことができる相手との会話はリラックスするし楽しい。
彼もそんな風に言ってくれて嬉しいと思った。
出てくる料理も、彼が言う通りどれもおいしくてお店に食べにくる甲斐があるお店だと思った。
彼はデザートの時にお店の人に付け合わせのマッシュポテトが美味しかったと入っている材料を聞いていた。
美味しいと思ったものの作り方や材料を聞くのは彼のお決まりだ。
たまに教えてもらえないこともあるけど、それもネタにしてお店の人と仲良くなる彼のキャラクターは愛らしいと思う。

AVON(エイボン・プロダクツ) モノマニア / 株式会社リツメイ・コーポレーション CCBパリ アニエス

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【2008/02/07 10:38】 | 【拓也】16回目のデート | トラックバック(0) | コメント(1)
16回目のデート-2
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今日の彼はお父さんのアウディーなのでノーネクタイに軽いジャケットを着ていて細めのパンツを履いて、いつもより少しアダルトな感じだ。
アタシも小花のワンピースを着ているのですべてが合っているような気がして嬉しかった。
もちろん彼に貰ったネックレスもちゃんと付けている。
席の担当の方と少しお話をしてお店を出た。

車に乗ると彼がドライブしようと車を走らせた。
「真理ちゃんとなんか話がしたかったんだ。
なんかこんなこと言うと女みたいだけど、コレといって話さなきゃいけないことはないんだけど
真理ちゃんに聞いてもらいたいこともいっぱいあるし真理ちゃんがどう思うか聞きたいことも
あるし、そんな風にここ1か月くらいずっと思ってた。」

アウディーは彼のパジェロより乗り心地が良くて、こんな風に言ってくれて幸せだった。
「何?聞いてほしいことって?」
「う〜んとね…コレと言ってないんだけど…困ったなあ・・・
あっそうそう、SALE行ってなくて普段用のコートと普段用のバックが欲しいんだけどどんなのがいいかな・・・。とかオレひとり暮らししようかと思ってるんだけど・・・・とか・・・」

「ん?ひとり暮らし?」
「うん。別に今のままでも嫌なことは何にもないんだけど、自立っていうか・・・何となく。」
「何となくなら止めといたら?理由がないんでしょ?そしたら別にいいんじゃない?」
「そうかなあ。だって実家暮らしだっていうと親の脛かじりだって思われてるみたいでさあ…」
「別に人に何と思われてもいいじゃん。アタシは別に実家暮らしが脛かじりだとは思わないけどな…
ナニ…コンパの後女の子連れてこれるように?」

「連れ込むなら、まず真理ちゃん連れ込んで俺の部屋でイチャイチャしたいよ…」
「あっそ。アタシは自分が大学出てすぐ結婚してあんまり実家に居られなかったからさ、できるだけ親のそばに居ることが親もうれしいのかなって思うけど。」
「親父は別に家に居ようが何にも言わないけど、母親は大学で下宿する時は寂しいって言ってたけど。」
「そうだと思うよ。うちのママも何だかんだ言ってそう思ってるのが分かるから。」

一応アタシの意見は言ったがどうするかは彼の自由だ。別に強要してるつもりはない。
ひとり暮らしか・・・一度もせずに今に至るアタシはその良さも悪さもよくわからない。

その後もドライブをしながら少し遠くのお洒落なショッピングセンターに行こうということになった。
彼のコートやバックをながらアタシの小物や洋服、輸入食材の調味料などをゆっくりと見た。

真理子のファッション
 
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【2008/02/07 11:37】 | 【拓也】16回目のデート | トラックバック(0) | コメント(1)
16回目のデート-3
 

近くのカフェに入ってコーヒーを飲んだ。
その間も彼はずっと喋っている。時間を言葉で埋めるように何だか立て続けに次から次へと言葉が出てくる。
ふと色んなことが頭を過った。
彼はもうアタシと居てもつまらないんじゃないか、だからこんなに自分から喋って時間を繋いでるんだろうか。
建前で今日はアタシを誘ってくれていたんだろうか、彼と一緒にいてもどんどん自分ひとりだという孤独感が体中に充満してきて悲しくなった。

お茶も飲み終わって彼の話も限界に来たのか、間が開くようになった。
「拓ちゃん、帰ろうか。」
「もう、帰らなきゃいけない時間?」
「うん、そろそろね。」
傍からみたら分らないかもしれないしお互いあまり態度も変えていないつもりだけど、確実に2人の空気は白けていたような気がする。
感受性の高いアタシだけがそう思ってるならそれでもいいんだけど…




家の近くではなく、寄るところがあるからと嘘をついてカフェから近い駅まで送ってもらった。
やはり、彼はアタシの様子をものすごくビクビクしながら覗っているのがよく分かる。
車に乗ってミラーでアタシをチラチラ見ている。
「真理ちゃん、何か怒った?」
「うんん。怒ってないよ。」
「全然喋らないし、笑わないし、こっち向いてくれないし…何か怒らせるようなこと言っちゃったかな。」
「違うよ。」
「違わないでしょ、何か怒ってるよ。何か気にしてるの?」
「ココで停めてくれていいよ。」
駅のロータリーに停車してもらった。
「ホントに全然怒ってないから。」
「嫌だよ。このまま別れるの。ねえ、何思ってるの、何を感じたの?教えてよ。」
彼がアタシの腕を掴んだ。このとき今日初めて彼はアタシに触れたような気がした。
「拓ちゃんはどうして、アタシと会ってるの?」
「好きだからだよ。会いたいと思ってるから。中々会おうとしてくれないのはそっちだよ。」
”そっち”なんて言われ方は初めてだし、愛情のなさが感じられる。
「そうだね…ごめん、帰る。」

駅の改札口に向かった。彼は追いかけても来なかった。
もちろん、彼がガっついて来なかったのが面白くなかったっていうのもあるし、所々に何となく投げやりだったり、惰性や怠惰なところが見られて面白くなかった。
それに、慣れなのかアタシに魅力がなくなったのか感じなくなったのか、アクビをしたり間を繋ぐっていう感じが随所に見られて不満だったし自分が情けなくなった。

もうそう感じる状況に身を置きたくなかったので彼と別れた。
安全でいつもやさしい夫が帰ってくる家に戻りたかった。
夫に会いたいとかいう気持ちではなく自分が傷つくのない安全圏内に入りたかった。

 

その日は夜遅くに彼から
「今日は真理ちゃんがどう思ったのかよくわからない。話してほしい。」

読んでから返信せずそのまま眠りについた。

モノマニア / 株式会社リツメイ・コーポレーション USEN

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【2008/02/08 09:58】 | 【拓也】気持ち・電話・メール | トラックバック(0) | コメント(5)
17回目のデート-1



いろいろ考えてアタシは彼とこの関係はもう続けられないと判断した。
男女の関係は難しい。好きだの嫌いだの、嫉妬やプライド、独占欲そんなものが入り混じっておかしくなってくる。
それに彼との関係は1年弱になるが、少し新鮮さが欠けてきてドキドキすることも緊張することもお互いなくなり面白くなくなってきた。
アタシは、正直なところ彼との繋がりが全くなしになってしまうのは惜しいと思うし彼自身を嫌いになったわけじゃない。
優しいしかっこいいし、気も合うし友達としてはかなり相性がいいと思う。
だから今までの男女の関係だけをPCの操作と同じようにその部分だけを選択して削除したいと思った。
こういうのって人間性を疑われるだろうか?



彼からはあれから何度か電話もメールもあった。その時思ったことについて話した。
今までと同じように彼は謝罪し、アタシのことを愛していると言っている。
でもそれは形式的にそうしているだけだ。もちろん彼はそんなこと言わないがアタシにはよく分かる。
ある日、彼に話があるからと会社が終わった後呼び出した。

彼の会社の近くの静かなレストランバーで待ち合わせをした。
アタシが着くと彼は細めのストライプのスーツに身を包み、カウンター席に座りグラスビールを半分くらい飲み終えていた。
「早いねえ。」
「今日は遅刻しちゃいけないと思ってね…」
「何それ」
「緊張をほぐす為に事前にアルコール入れとこうと思ってさ。」
「何緊張してんの?」
「そりゃ緊張するよ、話があるって呼び出されちゃったら…」

彼はそんな風に少しおどけながら、強張りながらアタシのビールといくつかおつまみを頼んだ。
シーザーサラダを取り分けながら彼はアタシとは目を合わさずに喋っている。

「この前ごめんな。」

「うんん、いいの…でね、ひとつ提案があるんだけど…」
「ん?」
手を止めてアタシの目をまっすぐ見つめた。
久々にそんな風に見られたような気がする。少しドキッとした。

「アタシね、拓ちゃんとこの関係をこれからも続けていくのは難しいと思うの。だからお友達にならない?」

「友達?」

「そう、異性の友達。駄目?」

「…オレ真理ちゃんのこと好きだよ。いきなり友達って言われても…」

「できない?」

「ちょっと待って待って・・どういう経路をたどってそういう結論になったの?説明して。」

「えっとね…アタシね恋愛って苦手なの。人間関係において一番いろんな種類の感情が入り混じってて、ややこしくてすごく難しいと思うの。
で、久々に恋愛をしたのが拓ちゃんでやっぱりアタシ恋愛は苦手だな…って思ったの。
それに、恋愛をしてるときは何か不安で寂しくて苦しいから少し疲れちゃったの。
拓ちゃんのことは好きだし、気も合うと思うから恋愛がなくなっただけで関係を切りたくない。
だからその他の繋がりだと友達ってことにならないかなって思って。」 


彼は少し黙った。

  

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【2008/02/15 15:49】 | 【拓也】17回目のデート | トラックバック(0) | コメント(2)
17回目のデート-2


「友達になるのが無理なのかどうかは分らない…
ごめん、オレさあ今日真理ちゃんから会おうって言われて”今後一切合わない”ってきっぱりと
ふられると思ってたんだよね。で、今まで通り続けようって説得する言葉はいくつか用意してきたんだけど、こんな風に普通に明るく友達になろうなんて言われると思ってなかったから、どう答えたらいいのかよくわからないんだよね…」


「拓ちゃん、アタシのこと好き?」

「もちろん、大好き。」

「どんなふうに好き?」

「真理ちゃんのこと考えてると今何してるのかなあ、とか何考えてるのかなとか…
真理ちゃんの匂いとか肌とか抱きしめ心地とかを一生懸命体が思い出そうとしてる。
時々、旦那さんと一緒にいるかと思うと悔しくて苦しくなる。」


「アタシの何が好き?」

「真理ちゃんの頭のいい所、気が利くところ、話を聞いてくれるところ。それと…真理ちゃんの体とSEX。」

「正直だね(笑)でもそれってSEX付きの友達でもいいんじゃない?」

「そんな…それなら彼女とセフレとの違いって何?真理ちゃん友達って、オレとセフレになるってこと?」

「セフレって?」

「セックスフレンド。真理ちゃんこの単語知らないの?」

「知らない…」

「(笑)真理ちゃんも知らないことあるんだね。そのまんまセックス付の友達だよ。」

「ふう〜ん…。そういう関係って拓ちゃんはどう思う?」

「お互いホントにそれだけの関係を了承してるのならいいと思うけど、世の中そんなにうまくいかないでしょ。
真理ちゃんは…何考えてるの?今のところオレばっかり答えてるけど真理ちゃんも何か言ってよ、まずそのこのままの関係を続けていくのがどうして難しいのかオレまだ納得してないんだけど。」





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【2008/02/15 16:44】 | 【拓也】気持ち・電話・メール | トラックバック(2) | コメント(3)
【朋樹】登場人物と出会い
オンナが枯れ始めたら飲むサジー まず実感

新しい小説を書きはじめることにしました。
今後ともご愛読くださいね

登場人物の紹介

真理子(アタシ)
30代の専業主婦。
昨年までOLをしていたが退社し、現在専業主婦。
結婚6年目で年上で優しい夫と2人暮らし。
今の生活に特に不満もないが、満足もしていない。

朋樹(彼)
33歳のグラフィックデザイナー。
3年前に会社を立ち上げ、小さなデザイン事務所を経営している。

モノマニア / 株式会社リツメイ・コーポレーション

出会い

アタシは前の会社の同僚と今でも仲良くしており、メールや電話よく食事をしたりもする。
その同僚の一人の中田(♂)が近々に会おうと言っておりお互いに予定を調整していたが、なかなか都合が合わないでいた。
そんなとき中田から
「大学との友達の集まりがあるから真理子も来れば?」
という誘いがあった。
あまり初対面の人が多いのは得意でなかったが、幸いその日は都合がついたので出席することにした。
中田の大学の頃の友達といっても全くピンとこなかった。

中田と待ち合わせをし店に向かった。
オシャレ系居酒屋といった雰囲気の店の個室で7〜8名の男女がもういい感じにアルコールが回って盛り上がっているところだった。
「オレの元同僚の真理子。今日ブッキングしたんだけどいいよな。」
「真理子ちゃん、よろしく〜、ここ座って座って〜。」
酔っ払い気味の女性が隣を空けてくれた。

彼らは酔っぱらっていて少々物事に鈍感になっているのか、根掘り葉掘りとアタシの素性を聞き一喜一憂していた。
「なんだ〜中田の彼女じゃないのか…前から真理子ちゃんが来るって聞いてて、中田嫁を紹介しに来るんじゃないの?何てみんなで言ってたんだけどね。」
という話になっていたらしい。

初対面のアタシをとても快く受け入れてくれて大学の時の話も嫌味なく教えてくれたりしてアタシがつまらなくない様にしてくれたし、実際楽しかった。

その中にアタシに目を合わそうとしない人が一人だけいた。
気にはなっていたが、下手に声をかけてアタシのことを快く思っていないことを言われるのも怖いのでそおっとしておいた。
アタシがトイレから帰ってくるとき、彼は煙草を買ってきた帰りでたまたま一緒になった。
「あの〜、すいません…アタシ、今日急にお邪魔しちゃって。」
「いえいえ…別に良いですよ。あいつら馬鹿でしょ、いつもこんな感じなんで、よかったらまた来てくださいね。」
「ありがとうございます…。よかった〜何か怒ってらっしゃるのかなって思ってて。」
「ごめんなさい。無愛想なのでよくそう言われるんですよ。」 

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センプレ スタイライフ AVON(エイボン・プロダクツ)

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【2008/02/22 16:00】 | 【朋樹】出会い | トラックバック(0) | コメント(2)
連絡先の交換
ティーライフ

中田とは以前と変わらず連絡を取り合っているし、その時に仲良くなった女性ともメルアド交換を行って、また集まりに誘ってくれたので参加することにした。
この前とは違う店だが雰囲気は同じような、気楽に入れるちょっとおしゃれな居酒屋だ。
前のメンバーと2〜3人入れ替わっているが人数はやはり10人弱程度だ。

今日、初対面の関西弁の人には
「中田、こんな可愛い子が元同僚で人妻で未だ友達なんて、過去に絶対何か会ったやろう〜。
きっと中田君は真理子ちゃんへの思いを封印して近くにいる友達を選んだんやな〜。」

などとおちょくられたが強ち嘘ではなく、中田もアタシも戸惑ったがその場はやり過ごした。

その日も彼は来ており、前回同様割と静かに酒とタバコを楽しんでいる。

前回仲良くなった女性軍達ともさらに仲良くなって、今回も随分楽しめた。
少しずうずうしいかと思ったが2件目にも誘ってくれてついていくことにした。

「ありがとね、アタシまで誘ってくれて。
皆と居るとアタシまで一緒の大学行ってたんじゃないかって時々勘違いするよ。」


「いいのいいの。ホントに真理子ちゃんいい人だし、もう中田の元同僚でもなんでもなく仲間ってことでいいじゃん、だからアタシまでなんて言わないで。」


女性群の一人が返してくれた。ホントに気さくないい人達だ。

2件目ばダーツバーでダーツをする人もしない人も楽しめる店だ。
アタシはワイワイと何本か投げたが、少々疲れてカウンターでカクテルを飲んでいた。
「酔っぱらってきた?」
「え?そうかも。結構長時間だし相当量は飲んでると思う。」
「大丈夫?」
「はい。前はもっと飲めたんですけどね…歳かも。」
「敬語オレには使うんだね…」
「だって、年上ですよね。」
「他の皆だって年上だよ。」
「そうだけど…何となく朋樹さんは雰囲気が大人だから。」
「老けてるってこと?」
「そうじゃなくて…」
※中田が一浪+院卒のため真理子の3つ年上。

そんな風に2人でどうでもいいことを喋っていて不意に彼が携帯を取り出した。
「真理子ちゃん、メルアド教えてよ。」
「え?ハイ。」
「ん?ヤダ?」
「違いますよ。そういえば交換してなかったんだって思って。」

そんな風にして楽しく過ごし、帰路についた。
タクシーに乗り、ぐったりしていると…
「今日は楽しかったね、また一緒に飲みましょう、」
「真理子、今日飲みすぎ大丈夫か? 中田」
など、個々にメールを送ってくれた。
「真理子ちゃん、楽しかったです。今度オレの仕事見てくれないかな? 朋樹」

随分遅れて彼からのメールが届いた。
オレの仕事?グラフィックだったけ?何でアタシが?
そんな疑問は次々と湧き上がってきたが、もう疲れてるし眠たい・・考えるのは明日にした。

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【2008/02/22 17:00】 | 【朋樹】出会い | トラックバック(0) | コメント(3)
3度目に会う-1
DHCオンラインショップ

3回目の召集がかかった。
1回目に中田の元同僚として参加してから3回目の参加である。
どうやら不定期といいつつも大体1ヶ月〜1ヵ月半に1回のペースで開かれるらしい。
アタシが参加した全2回は10名弱だったが、今回は参加率があまりよくなくて遅れてくる人含め、5名くらいだった。

今回は中田も来れないということで、アタシはピンで参加したような雰囲気だった。
でもいつもこの会は楽しいので全く躊躇する事はなかった。
アタシが着くと既に参加予定の4名は飲み始めていた。こんな気楽さもアタシは好きだ。
個々に色々と話を聞いていると、様々な経歴の人が居る集まりだ。
もちろん普通のサラリーマン&OLも居るが、開業医の息子で大学病院の研修医というボンボンや放浪の旅に出たり出なかったり・・という自称カメラマンや、イケメン塾講師、起業した人、事務をしながらホステスをしてる人が居る。

アタシと一番仲がいいのはホステス業の女性だ。単に人生勉強のためらしい。
過去2度飲んでいても携帯メールを頻繁に打っている。ものすごく美人さんではないがやっぱりどこか垢抜けていてキレイだ。
もうホステス業をし始めて3年目になるらしい。
いつも彼女はアタシをホステスに勧誘してくるが、断り続けている。

朋樹は前に書いた”起業した人”のことで、彼と建築デザイナーの2人で起業したという。
この前、自分の仕事を見て欲しいというメールを送ってきたが次の日こう返した。
「昨日はちょっと飲みすぎたけど(^^ゞ楽しかったです。今度皆と一緒に作品見せてもらいますね〜。」
少しわざとらしいかと思ったが、”2人きりではなく”にというニュアンスを強調したかった。
何となくこの会から抜け駆けみたいな事をしたくなかった。

この日彼は自分の作品の、ある企業のキャラクターやデザインキャラクター、エコバック等々と持ってきて皆に見せた。
みんなであ〜だこ〜だと意見を言ったりして、彼なりに参考にしていた。
アタシは思ってたよりもずっとカッコいい作品だと思った。
彼は主に印刷物等の二次元デザイン、建築デザイナーの方はお店やSOHO、個人宅の空間デザインを担当しているという。
会社を立ち上げて数年の割には順調に仕事が入り何とかやっているそうだ。
デザイナーという職業柄、職人気質なところがあって会社勤めがどうも出来ない性質だと前から言っていたがそんなところは少し共感が持てるし、起業に踏み切った勇気は感心する。

そんな感じで1次会も楽しく進み、2次会に当たり前のように繰り出した。

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【2008/02/25 15:45】 | 【朋樹】出会い | トラックバック(0) | コメント(2)
3度目に会う-2
 

2次会はスポーツバーで、その日はメジャーリーグの映像が映されていた。
メンバーの中でもそう特別興味がある人も居らず、それなりに観ながら個々に喋っていた。
隣に居た朋樹が

「真理ちゃんって、これからも専業主婦なの?」

「どういうこと?」

「仕事したりしないの?」

「・・・いい仕事があればするかなあ。。。」

「ふ〜ん・・・」

「朋樹さん、すごいと思うよ。前の会社の組織って感じや色んな柵(しがらみ)が嫌で辞めたけど結局次にすることって見つけられないんだよね。
辞めるときは資格取ったり、赤ちゃん欲しいと思ったりしてて時間をもっと有意義に使おうなんて思ってたんだけどね。な〜んか、しれっとしちゃってるよ。」


「真理ちゃん何でもできそうなのに。
会社って立ち上げるのはそんなに難しくないけど継続していく事が難しいんだろうなって思うよ。」


「そうなんだ・・。でも順調なんでしょ。」

「明日は分かりませんから・・・。
事務所兼家すぐそばだから寄ってかない?」


「え?事務所兼家?」
一緒に会社を立ち上げた人のおじいちゃんの家が空き家なので、自分達で改築して作ったという。
「ええ〜?、ソバなの?家って?」

「相方は実家だから住む必要はないんだけど、よく俺ら徹夜になるから仮眠できるところとシャワー・簡単なキッチン・・って要望挙げてたら”住めるじゃん”って話になってオレが住んでるの。」

「へえ〜。でも今日はもう遅いから今度にするよ。」

何となく面倒で断った。
今回、当人同士も傍目にも朋樹がアタシに何らかの興味があるということは明確になった。
それにしてもよく解からない。アタシは結婚もしているしお金も特に持ってない。
すごく魅力的な容姿でもなければ、社会的に特権や地位があるわけでもない。
口説くのであれば、もっと若くて可愛い言いなりになるような女性は沢山居ると思うし現にそうだろう。
わざわざ、結婚もしていて極めて普通なアタシと仲良くなろうとしなくてもいいような気がする。
その辺も不可解で朋樹と二人きりになりたくなかった。

  

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【2008/02/25 16:21】 | 【朋樹】出会い | トラックバック(0) | コメント(6)
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